- ゲームには課金しないのに、グッズはつい買っちゃう
引退する前の推し活時代の私は「どっちも廃課金」でしたが、最近似たようなことをやってしまいました…
ゲーム課金とグッズ購入、それぞれに働く心理を元廃課金オタクの視点から解説します。
- グッズにお金を出しやすい心理的な理由
- ゲーム課金にブレーキがかかる心理的な理由
- 自分の消費パターンを把握することの大切さ


紫束
- FP2級
- 2次元オタクで元グッズ厨
- 推し活で貯金0→担降りの後悔からお金の勉強を開始
- 人生100年時代の「後悔しない推し活」を提案
ゲーム無課金・グッズ課金、私もやってしまった


「アプリには課金しないのに、グッズには課金する」…実は私も最近やってしまいました。
かつては「ゲームに金落とさないのにグッズ買うの?」と思ってた
ソシャゲキャラの推し活をしていた頃、私はゲームにもグッズにも重課金していました。
周りには「ゲームは無課金だけどグッズは買う」という人が結構いて、正直なところ「ゲームに金落とさないのにグッズは買うのか…」と否定的に思っていました。
運営にお金を落とさないとコンテンツが続かないのに、という気持ちがあったからです。
「コンテンツが続かない」という考え方自体、運営の都合に誘導されていたんですけどね。
推し活を辞めて数年たつ今は課金せず、ゆるくゲームをしています。
Duolingoは無課金なのにイベントでグッズを買った話
それはそれとして最近、語学学習アプリのDuolingoを使っています。
無課金でできる範囲で続けていて、今後も課金するつもりはありません。
ところが先日、出かけた先の近くでDuolingoのポップアップストアをやっていると知って見物に行ったところ、見事にグッズを買ってしまいました。
あれ…もしかしてこれ「ゲーム無課金・グッズ課金」では…?
グッズにお金を出してしまう心理


なぜアプリには課金しないのに、グッズは買ってしまったのか。自分の行動を振り返りながら、その心理を考えてみます。
物理的に「残る」という安心感
ゲームへの課金で得られるのは、ガチャで引いたキャラやアイテム、あるいは効率化によって節約できる時間です。どれも形がありません。
Duolingoなら課金すると広告なし・ライフ無限になるので、効率化になる課金ですね。
一方、グッズは物として手元に残ります。お金を払った対価が目に見える形で存在するという安心感は大きいです。
サービスが終了したらデータは消えますが、グッズは残ります。この「物が残る」という感覚が、グッズ購入へのハードルを下げています。
SNSに上げなくても自分の「好き」が可視化される
グッズを持っていると、自分の「好き」が日常の中で自然に可視化されます。
私がDuoのシールを買ったのは、パソコンに貼って「Duolingoやってる人」になりたかったからでした。
ゲームの課金でも、強化したキャラをスクショしてSNSに上げれば可視化はできます。
でもグッズは、SNSを使わなくても部屋に置いたり身につけたりするだけで「好き」が表現できます。この手軽さが購入につながりやすいポイントです。
「限定」「現地」が購入を正当化する
「イベント限定」「ポップアップストア限定」「限定受注生産」。
こうした言葉は購入を強力に後押しします。「今買わないともう手に入らないかも」という焦りが冷静な判断を鈍らせるからです。
私も「シールだけ…」と思って買いに行ったはずでした。しかしその時はストレスが累積していて判断力が鈍っていたうえ、「3,300円以上購入でトレーディングカードプレゼント」という特典があり、せっかくならとぬいぐるみも追加してしまいました。
「限定」「特典」に敗北した
「実用性がある」という自己説得
グッズの中にはアクリルスタンドのような純粋な観賞用もありますが、文房具、エコバッグ、マグカップなど、日用品として使えるものも多いです。
「どうせ使うものだから」「実用的だから無駄じゃない」と自分を説得しやすい構造になっています。
「パソコンにお気に入りのシールを貼ってモチベを上げるのは実用的」…かな…?
実際には同じ機能の製品がもっと安く買えるのですが、「推しのグッズで、かつ実用的」という組み合わせが購入を正当化してしまいます。
ゲーム課金にブレーキがかかる心理


一方で、ゲーム課金には比較的ブレーキがかかりやすいです。
課金=廃課金のイメージが強い
ゲームへの課金というと、何十万円も使うような廃課金のイメージを持つ人は多いはずです。
数百円の課金でも「課金勢」になることへの抵抗感があり、「課金を始めたら歯止めが効かなくなるのでは」という不安がブレーキになります。
一度ブレーキを外すと止まらなくなるのは、それはそう…
グッズ購入には「廃課金」のような強烈なイメージがなく1個からでも買いやすいので、心理的なハードルが低くなりやすいです。
「溶ける」「消える」感覚への抵抗
ゲームへの課金は「お金が溶ける」「消える」と表現されることがあります。
ガチャで目当てのキャラが出なければ何も残らない。出たとしてもサービス終了で消える。この「溶ける」感覚に抵抗がある人は多いはずです。
グッズも最終的には処分することになりますが、少なくとも手元にある間は「残っている」という実感があります。この差が課金へのハードルの違いにつながっています。
課金しても成果が伝わりにくい
ゲーム内で課金して強くなっても、その成果は同じゲームをプレイしている人にしか伝わりません。
スクショをSNSに上げても、ゲームを知らない人には「すごそう」とも思われない場合が多いです。
グッズは持っているだけで「このコンテンツが好きな人なんだな」と伝わります。この伝わりやすさの差も、グッズにお金を出しやすい理由のひとつです。
「推し活」がジャンルを超えた共通言語になっているからこそですよね。
ゲーム課金とグッズ課金、どちらが健全ということでもない


とはいえ、どちらも度が過ぎれば健全な出費とは言えなくなり、優劣はあまりありません。
グッズは「残る」けど「処分コスト」も発生する
グッズは物として残りますが、いつかは処分することになります。
「墓まで持っていく」はたとえですからね。
フリマアプリで売る、人に譲る、廃棄する。どの方法を選んでも手間や時間がかかります。
梱包代や送料だけでなく、発送準備の労力まで考えると、売却で元が取れることはあまりありません。廃棄する場合はゴミ袋代も発生しますし、大きなものは粗大ゴミとして廃棄費用がかかることもあります。
「残る」ことはメリットだけではありません。
「限定だから」は購入理由として危うい
「限定だから買う」は、実は危うい購入理由です。
限定という言葉に反応して買ってしまうと、本当に欲しいかどうかを考える前に購入を決めてしまいます。
「限定じゃなくても買う?」と自分に問いかける習慣をつけておくと、衝動買いを減らせます。
自分がどこにお金を使いやすいか知っておく
ゲーム課金が危険でグッズ購入が安全、という単純な話ではありません。逆もまた然りです。
大事なのは、自分がどこにお金を使いやすいかを把握しておくことです。
私の場合は「イベント限定」という言葉に弱いと、今回の経験でわかりました。自分の消費パターンを知っていれば、「これは私が引っかかりやすいやつだ」と立ち止まれる確率が上がります。
思えばゲームの課金だって「このイベント限定」につられて止まらなかったわけで。「限定」に踊らされていたという意味ではゲームもグッズも同じだったということですね。
課金の形が違うだけで、使っているのは同じお金|まとめ


ゲーム課金とグッズ購入では心理的なハードルが異なりますが、使っているのは同じ自分のお金です。
グッズは「物が残る」「可視化しやすい」という特性からお金を出しやすい構造になっています。だからといって、ゲーム課金より健全というわけではありません。
「限定だから」「実用的だから」と自分を説得してしまう心理を知っておくと、財布を開く前に一度立ち止まれるかもしれません。
自分がどこにお金を使いやすいか把握して、推し活と上手につき合っていきましょう。







