推し活のメリット・デメリットを元オタクが解説!実体験で語る推し活の闇

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推し活のメリット・デメリットを元オタクが解説!実体験で語る推し活の闇
お悩み
  • 推し活してみたいけど、デメリットやリスクがあるの?
  • 私の推し活は正解?なんか疲れてきた…

推し活という言葉が一般的になり、企業のSNSやテレビなどのメディアで良い側面ばかりがクローズアップして紹介されるようになってきました。

しかし、のめりこみすぎて精神状態が不安定になる経済状況が危うくなるなどのデメリットがあり、推し活は自制心を強く持って楽しまなければならない危険な趣味であることを理解しておく必要があります。

紫束

推し活コミュニティの中にいると「それこそが勲章」みたいに感覚がマヒしてくるんです。

この記事では、経済的理由で推し活をやめた経験がある私が身をもって体感した推し活のメリットとデメリットを紹介し、推し活とどう向き合うべきかを考えます。

これから推し活を始めたい人や自分の推し活に疑問を持っている人はぜひヒントにしてみてください。

この記事でわかること
  • 推し活は短期的なメリットがあるけど、自分の人生に関わるレベルのデメリットもある
  • デメリットを理解し、バランスを取りながら推し活する方法
目次

推し活のメリット4つ

推し活のメリット4つ

私が推し活をしていたときに実際に感じていたメリットを4つ紹介します。

メリット①精神的な満足感・幸福感

推しがいれば幸福です。

推しを日々の活力にしている、推しがいるから充実した日々を過ごせる、推しのためならがんばれる、という人も多いはずです。

紫束

私の推し活時代はメンタルの治療を受けていた期間もありましたが、当時は薬よりもよっぽど効く気がしていました。確実に気のせいです。

メリット②学業や仕事・自分磨きのモチベーションのアップ

推し活が加速すると、人によっては「推しにふさわしい自分であらねば」という意識が発生することがあります。

紫束

推しへの憧れ・尊敬で意識する人もいれば、現場で推しに泥を塗りたくない…と思う人もいますよね。

正しく活用し、自分磨きのモチベーションに変換すれば、普段の生活の質を上げることができます。

私も(グッズや課金のためもありましたが)推しに恥じることのないよう必死で働いていた時期や、資格勉強などに熱中した時期、ダイエットに励んだ時期がありました。

メリット③気の合う仲間が見つかる

もちろん推し活は1人でもできますが、仲間がほしいと思うのも自然なことです。

親しい友達と推し活で盛り上がるのも楽しいですし、SNSと推しを通して、推しがいなければ出会えなかった友達を見つけることもできます。

紫束

以前からの友人が偶然同じ沼に浸かっているとわかった時の喜びはひとしおでした。

メリット④アイデンティティの形成

「推し」という絶対者が存在することで、自分の趣味・嗜好から価値観、考え方など今まで気づかなかった自分の一面について知ることができるかもしれません。

紫束

私は推しの解釈中毒で、なぜ彼に惹かれるのかをずっと考えていました。
現在の自己認識にも影響は残っていると思います。

推し活のメリットがリスクに変わることもある

ここまで見てきたメリットは短期的に見れば大きな効果に見えますが、今振り返って考えると「捉え方によってはデメリット・リスクになる」ものばかりです。

精神的な満足感・幸福感自分のメンタル維持を推しに依存させてしまい、結果的に不安定になる
学業や仕事・自分磨きのモチベーションのアップ「推しに失礼」という自分の価値観を人に押し付けてしまうと、特に努力を要していない人を見下すようになる
気の合う仲間が見つかるSNS疲れ・仲のいい友人と推し活が原因で険悪になる
アイデンティティの形成自分が何者かわからなくなる
変な思想に走ってしまう

メリットがリスクに変わるのは推し活が度を越えた時ですが、メリットを強く感じるほど推し活は止まらなくなってしまいがちです。

推し活のデメリット5つ

推し活のデメリット5つ

私が実際に見たり経験したりした推し活のデメリットも5つ紹介します。

デメリット①お金がなくなる

お金はなくなります

どのジャンル・次元でも、自分で意識して支出をコントロールしなければ出ていくお金に際限はありません

紫束

推しを応援したい気持ちは痛いほどわかります。
でも、身の丈に合った応援をしないといけないんです。

また近年は「推し活マーケティング(企業が推し活対象とコラボすることなどで、オタクの購買意欲やSNS拡散力を利用して売上・認知・イメージなどのアップを狙うこと)」が、有効なマーケティング手法として企業側から注目されています。

こうした企業活動は必ずしも悪ではありませんが、企業とのコラボは「推しのグッズがほしいオタクのため」に行われているのではなく、企業側にメリットがあるから行われているのです。

推し活の経済効果が年々拡大、という風に聞くと「仲間がいる」「私たちが経済を回している」と思ってしまうかもしれませんが、「推し活をする層は企業からターゲットにされている」と私は考えています。

紫束

今後さらに推し活マーケティングは過熱すると思います。

正直言って企業のマーケティング担当者は推し活民の厳しい懐事情や、依存性が強く「グッズが出たら買わなきゃ」という強迫観念にとらわれて動いているという暗い現実まで考えてくれません。

推し活にたくさん使えるならお金を出す余裕がありそうだし、若いからこれから先もお客さんになってくれそうだ」と認識されていてもおかしくありません。

紫束

どうか自分で身を守ってください。

デメリット②時間がなくなる

時間は有限です。

推しを応援するために使う時間は無駄ではありませんが、睡眠時間など生活が圧迫されると健康を害することや社会的信用を失うことにもつながります。

結果的に推し活費用の捻出が難しくなる悪循環も起こりえます。

紫束

メルカリの梱包で終わったあの日

デメリット③SNS疲れ

出会えないはずの人とかかわりを持てるのがSNSですが、出会わなかった方がよかった人と出会ってしまう場でもあります。

いくら同じ界隈の人でも、考え方が合わない人がいるのは普通です。

ブロックするかしないか、そしてその人と仲のいい人はブロックするかしないか…推しとあまり関係ない人間関係で疲れがたまってしまうのもあるあるです。

紫束

もやもやしてお気持ち表明を書く人を見てもやもやすることもありますよね。

デメリット④承認欲求が肥大する

SNSにはまると、推しへの愛ではなく承認欲求・フォロワーへのマウントで動くようになってしまう人もいます。

推し方は人それぞれ、愛の量などはかれませんが、数字や目に見えるもので人と比べたくなってしまうのが人間です。

紫束

私は同担拒否した上で仮想敵と戦ってました。

デメリット⑤推しの死や活動休止で耐え難いダメージを受ける

私は経験がありませんが、連載の中で2次元の推しが死ぬことや、3次元の推しの活動休止・解散も可能性として存在します。

日々のモチベーションを推しに頼っていると、推しをきっかけに何も手につかなくなることもあり得ます。

紫束

私は2次元沼だったので「これだから3次元は…」という論調を見ることが多かったですが、ゲームだってサ終しますよね。

デメリットをカバーして推し活するには

デメリットをカバーして推し活するには

現実的に見れば推し活にはデメリットが多いです。

紫束

「なら推し活やめようかな」くらいの気持ちなら引き返した方がいい…

しかしそんなことでは折れない推しへのエネルギーを、なんとかバランスを取りながら発散する方法を考えました。

毎月の収入・支出を把握し、推し活にかけられる金額を把握する

毎月自分の口座にいくら入ってきて生活費で最低限どれだけ使うのかを把握し、余剰分だけを推し活に使う習慣をつけることが大切です。

紫束

一番難しく、私にはできなかったことです。

家計簿をつけよう

1か月に使った金額を知るためには、まず家計簿をつけるのがおすすめです。

キャッシュレス派ならクレジットカードや電子マネーの履歴を自動で取得してくれるアプリ、現金派ならレシート撮影で自動入力できるアプリを使えば、入力や計算の手間が省けて取り組みやすい上、月の途中の進捗も確認しやすいです。

紫束

ただし、浪費癖がある人に一番効くのは手書き・手入力です。

私もいろいろ試しましたが、今は多機能メモアプリの「Notion」で家計簿を自作し、手入力しています。

キャッシュレスの支払い方法を統一しよう

複数のクレカや電子マネーを決まりなく使っていると、残高や明細がバラバラになり、手元にある額や使った額が把握しづらくなってしまいます。

汎用性の高い決済方法1つにまとめることで、支出額がより把握しやすくなります。

紫束

私はクレカ1枚に集約させるために、レジでの細かな支払いもできる限りQUICPayを使うようにしています。

「かけた金額・時間=愛」という考え方を捨てる

数字で比べたくなってしまうのが人の性ですが、冷静になって身を引きましょう。

「推しにかけていい金額」は人によって違う

推し活に使える金額は「収入から生活費を引いた余剰分」と考えると、人によって違うのは当たり前です。

自分が使っていい金額を自分で設定し、その枠の中で最大限推し活しましょう。

時間はタダじゃない

「お金が出せないから時間をかけて自分の愛を表現する」というやり方もありますが、これもほどほどにするべきです。

紫束

二次創作・ハンクラ・応援グッズ作成と何でもやりました…

仕事や学業、睡眠や食事などの生活に必要な時間が推し活で奪われれば、健康面でも経済的な面でも支障が出ます。

  • 寝不足で体調やメンタルの調子が悪くなる
  • よく噛まずに食べて太り、健康を害する
  • 勉強がおろそかになって志望校に行けなくなったり、資格が取れなかったりする
  • 仕事のパフォーマンスが下がり、良い評価を得られず昇給できなくなる

SNSから適度に距離を取る

SNSは楽しいですが、見たくない情報や承認欲求をくすぐられるような投稿が流れてきてもよけられません。

見ていて「疲れたな」と思ったら、早めにスマホを置いて休むのが大事です。

公式情報だけをフォローした見る専のアカウントを作り、リプ欄は見ないようにするのも効果的です。

長い目で見て推しを推すことを考える

今のあなたの生活には推しが必要不可欠かもしれませんが、あなたの人生はまだまだ続きます。

今使えるお金と時間を全部使って推し活をするより、今はほどほどに推しつつ未来の自分のためになることも大事にしたほうが、人生全体で考えた時に思い切り推し活できる期間が増える可能性があります。

紫束

私みたいに投げやりにならないでほしい

未来の自分のための行動として、学業や資格取得に励む、スキルアップに取り組む、貯金や資産運用をするなどが考えられます。

推しへのエネルギーを上手に変換して、自分の「推す力」を伸ばしたうえでの推し活を考えてみてください。

まとめ|推し活には重大なデメリットがある

まとめ|推し活には重大なデメリットがある

推し活は日々の生活を彩り、生きるモチベーションにもなるなど「今を楽しめる・充実させられる」という短期的なメリットがあります。

一方で、推し活にのめりこみすぎると、以下のような今後の人生に関わる重大なデメリットがあります。

  • お金・時間が無くなり、自分の将来の選択肢が減る
  • 推しの影響やSNSなどで精神的なダメージを受けやすく、健康を損なうことも

もちろん節度を守れば推し活自体は悪くありません

自分の推しへのエネルギー・感情が原動力になるため、熱中するほど自分の危機的状況に気づけなくなり、破滅へ向かってしまうのです。

特に今推し活をしている人は、自分の推し活が持続可能な範囲に収まっているかを振り返ってみてください。

紫束

私みたいにつらい思いをして、結局推しとお別れするオタクが1人でも減りますように…

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