- 推し活が楽しいはずなのに、なぜか疲れる
- 推しは好きなのに、しんどいと感じる自分はおかしいのかな
私はゲームキャラの推し活で担降りを経験していますが、担降りよりもずっと前に「推し活疲れ」は感じ始めていました。
当時の実際の体験をもとに「推し活に疲れる」の正体を解説します。
- 推し活の疲れの原因は「推し」ではなく「SNS」にあることが多い
- SNS疲れの正体は「人間関係の管理コスト」
- SNSとの距離の取り方と、それでも疲れが取れない場合の考え方


紫束
- FP2級
- 2次元オタクで元グッズ厨
- 推し活で貯金0→担降りの後悔からお金の勉強を開始
- 人生100年時代の「後悔しない推し活」を提案
推し活の「疲れ」を分解する


推しが好きなのに推し活が疲れる。この矛盾を感じているなら、疲れの原因は推しそのものではなく「推し活の周辺環境」にある可能性が高いです。
推し活疲れの要因は、大きく分けて4つ考えられます。
- 金銭的負担
- 情報過多
- イベント疲れ
- 人間関係
人間関係にはもちろんSNS上の関係も含まれますが、金銭・イベント・情報過多も、実はSNSが根本原因であることが多いです。
金銭的な疲れ・イベント疲れの正体
「お金を使いすぎて疲れる」と感じている場合、グッズを本当に欲しくて買っているのか、イベントに本当に行きたくてチケットを積んでいるのか、一度立ち止まって考えてみてください。
戦利品報告だって、行く現場の日付だって、自分が欲しくて買った/行きたくて行くだけなら書く必要はありませんよね。
買ったものをフォロワーに見せたい、現場に行った回数を自慢したい、SNSで反応がほしいという承認欲求が消費を加速させているケースは少なくありません。
物欲だと思っていたものが、実は承認欲求だったということはよくあります。こちらの記事で詳しく解説しています。
情報過多の疲れの正体
推しの情報を追いきれなくて疲れるという悩みもよく聞きます。でも本来、推しの情報は自分が追える範囲で追えばいいはずです。
追いきれないと感じるのは、そもそもSNSが情報を際限なく流し込むつくりになっているからです。
SNSのサービスは広告収入で成り立っていて、広告が見られるほど儲かります。そのため、利用者の見ている時間を伸ばすように設計されているんです。
追いきれなくて当然のしくみの中にいるので、自分を責める必要はありません。
私のSNS疲れの正体は「人間関係の管理コスト」


金銭や情報過多の奥にもSNSの問題があるとして、SNSの何がそこまで疲れるのか。
私の経験から言えば、SNS疲れの正体は「人間関係の管理コスト」でした。
フォロワーとの関係、見たくない投稿への対処、アカウントの使い分け。推しのコンテンツを楽しむこととは別の負担が、じわじわと蓄積していきます。
数年前の私の実際の経験をお話しします。
アカウントを分けるほど自分が不在になる
私は当時、複数のTwitterアカウントを使い分けていました。ゲームの内容やグッズのことを話すアカウント、グッズ取引用のアカウント、夢女子としてのアカウント…。それぞれで話す話題を慎重に選び、見せる自分を変えていました。
特に夢女子は許容度が人によって大きく違う内容なこともあり、私自身もどちらかというと配慮してほしい側だったので、垢分けは必要だと思っていました。
でも、配慮を重ねた結果、まるで人格が複数あるような状態になりました。
どのアカウントにも「本当の自分」がいない。すべてを正直に話せる場所がない。
推し活をしているはずなのに、自分自身が不在になっていく感覚がありました。
管理コストが日常を侵食する
複数アカウントを持つと、アカウントの行き来そのものが疲労になります。TLを開くたびに「このアカウントでは何を見て、何を言うべきか」を意識しなければなりません。
それぞれのアカウントには、考え方が合わない人も存在していました。
見るたびに気が重くなる攻撃的な投稿、病んでいる人の連投、推し活以前の価値観の違い…。ブロックとミュートを繰り返す日々でした。
推しを楽しむためにSNSを開いているはずなのに、開くたびに消耗していく。そんな状態が続いていました。
私がTwitterに疲れて「避難」した話


実は私は一度、Twitterに限界を感じて別のSNSに避難したことがあります。
すでにサービス終了してしまいましたが、疲れているときに偶然広告を見つけて登録しました。
「すべてを出せる場所」ができた
そのSNSには「アカウントを分ける」という文化がなく、自由にチャットルームを作れるしくみがありました。
私は1人で延々と推しについて語り続けるルームを、「ゲーム進捗」「夢女子」「2.5次元」「推し(哲学)」など話題ごとに整理して作りました。自分の中にあるすべてを分けずに出せる場所ができたのです。
Twitterでは分散していた「自分」が、ひとつの場所に集まった感覚がありました。すべてを正直に話せる。見せたい自分を演じなくていい。その安心感は大きかったです。
今思えば垢分けによる「流れてくる話題のコントロール」は求めていたけど、「自己イメージの分散」は求めてなかったんですね。
「全垢相互フォロー」じゃなくて「1人の自分として」がほしかった
似た使い方をしている人が数人いて、「すべてを見せられる相手がいる」という感覚を得られました。
大勢に認められなくても、わかってくれる人が少数いればいい。SNSとの付き合い方が変わった瞬間でした。
Twitterで全部のアカウントを相互フォローしていた人とは縁が切れてしまいましたが、そのSNSで出会った人で今でも連絡を取っている人はいます。
推し活に疲れたら、まずSNSから距離を置いてみる


推し活に疲れていると感じたら、まずSNSから距離を置いてみることをおすすめします。
「何に疲れているのか」の特定のためでもあります。推しじゃないなら、他のものから断捨離していきましょう。
推しを嫌いになる必要はありません。SNSと推し活は、本来別のものです。
SNSから段階的に距離を取る方法
いきなりアカウントを消す必要はありません。段階的に距離を取る方法があります。
通知をオフにするだけでも、スマホに支配される感覚は減ります。
アプリをホーム画面から消して、開くまでのステップを増やす方法もあります。
iPhoneなら「TouchIDを必要にする」でアプリを非表示にできます。私も使用頻度を減らしたいアプリによく使ってます。
複数アカウントを持っているなら、使用頻度の低いものからログアウトしてみてください。
もっと踏み込むなら、別のプラットフォームを試すのも手です。Twitterのような構造が合わないだけで、SNS自体が無理なわけではないかもしれません。
推しの情報は別の手段で追える
SNSを離れると推しの情報が追えなくなる、という不安があるかもしれません。
でも、公式サイトや公式YouTubeの通知設定、ファンクラブのメールなど、SNS以外にも情報を得る手段はあります。
「公式だけフォローした見る専のアカウントを作って、リプ欄は見ない」という使い方もできます。
むしろ公式からの一次情報だけに絞った方が、ノイズが減って楽になることもあります。
SNSを離れても推しは嫌いにならない
私の場合、避難先に移ってからも推しへの気持ちは変わりませんでした。
むしろ、自分のペースで推しを楽しめるようになった分、純粋に好きだという気持ちが戻ってきた感覚がありました。その分考えすぎの拗らせ夢女は激しくなりましたが…
疲れていたのは推しではなく、SNSという環境だったのだと気づけました。
それでも推し活疲れが取れないなら


SNSから距離を置いても疲れが残る場合、原因は別のところにある可能性があります。
- グッズを買い続けなければという義務感
- 現場に行かないとファン失格だという焦り
- 推し活にかけているお金への罪悪感
- リアルでの人間関係
- そもそも推しから気持ちが離れている
これらはSNSを離れることで軽くなっても、消えない場合があります。
私も避難した当時はTwitterを完全には消さず、たまに見ていました。結果として、グッズを買わなければという義務感からは解放されませんでした。
SNSから離れることで楽になる部分と、それでは解決しない部分がある。推し活疲れの原因は、ひとつではないことが多いです。
この記事を読んで「自分の疲れはSNS由来じゃない気がする」と感じた人は、別の原因を少しずつ探ってみてください。
すぐに解決はしなくても、自分と向き合って言葉にするだけで楽になることもあります。
- 「グッズが多すぎるのが問題かも」と思った人
- こちらの「断捨離体験談」記事
- または「お試し断捨離」についての記事をどうぞ
- 「家計のバランスが取れてないかも」と思った人
- こちらの「『課金は家賃まで』から考える家計のヒント」記事
- または「推し活費用の把握方法」記事をどうぞ
- 「クレカの支払いがストレス」と思った人
- こちらの限度額に関する記事
- またはリボ払いに関する記事をどうぞ
推しが好きなまま、疲れだけを手放す|まとめ


推し活に疲れたとき、推しを嫌いになる必要はありません。疲れの原因が推しではなくSNSにあるなら、離れるべきはSNSの方です。
SNSがなくても、推しは推せます。
疲れを減らす第一歩として、まずはSNSとの距離を調整してみてください。
- 通知を切る
- アカウントを減らす
- 別のプラットフォームを試す
自分に合った方法で、推し活から「管理コスト」を減らしていく。それだけで、推しを純粋に楽しめる感覚が戻ってくるかもしれません。
それでも疲れが残るなら、原因は別のところにあります。焦らず、ひとつずつ切り分けていってください。







